スイレン(Nymphaea)




スイレン(Nymphaea)
●学名:Nymphaea
●科名/属名:スイレン科スイレン属
●原産地:世界の温帯から熱帯地域
●草丈/樹高:水面から花茎が10から30cmほど立ち上がるものが多い
●開花期:5月から10月
●花色:白、黄、ピンク、赤、青、紫など
●耐寒性:温帯性スイレンは強い、熱帯性スイレンは弱い
●耐暑性:強い
生育環境
スイレンは日光を好む水生植物です。花をよく咲かせるためには、1日にできるだけ長く日光が当たる場所で育てます。日照不足になると葉は育っても花が咲きにくくなります。
睡蓮鉢や水鉢などに鉢植えした株を沈めて育てる方法が一般的です。生育期は葉が水面に浮かぶ程度の水深を確保します。
温帯性スイレンは比較的寒さに強く、根茎まで凍結しない環境なら屋外で冬越しできます。熱帯性スイレンは寒さに弱いため、冬は加温した室内などで管理する必要があります。
水やり
水中で栽培するため、一般的な鉢植えのような水やりは必要ありません。ただし、睡蓮鉢の水は蒸発するため、水位が下がったら随時水を補給します。
特に夏は水の減りが早いため、水切れさせないよう注意します。水温が極端に上昇するような小さな容器では、水量を十分に確保することも大切です。
用土と肥料
田土や荒木田土など、粘りがあり水中で崩れにくい土が適しています。赤玉土を練って使用したり、市販の水生植物用培養土を利用したりすることもできます。
肥料は春から秋の生育期に、水生植物用の固形肥料や緩効性肥料を土の中へ埋め込んで施します。肥料が水中へ溶け出しすぎると藻が増える原因になるため、与えすぎには注意します。
特 徴
スイレンは、水面に丸みのある葉を浮かべ、美しい花を咲かせる多年生の水生植物です。地下には太い根茎があり、そこから長い葉柄や花柄を伸ばします。
大きく分けると温帯性スイレンと熱帯性スイレンがあり、温帯性は水面近くで花を咲かせる種類が多く、熱帯性は花茎を水面から立ち上げて咲く種類が多く見られます。
熱帯性には青や紫など、温帯性ではあまり見られない鮮やかな花色もあります。
睡蓮鉢ではメダカなどと一緒に楽しむこともできます。ただし、魚を飼育する場合は肥料の種類や使用量、水質の悪化に注意します。
豆知識
スイレンの属名「Nymphaea」は、ギリシャ神話に登場する水の精霊「ニンフ」に由来するとされています。
また、スイレンとハスはよく似ていますが別の植物です。スイレンはスイレン科スイレン属、ハスはハス科ハス属に分類されます。スイレンの葉には切れ込みがあるものが多いのに対し、ハスの葉は丸く、水面より高く立ち上がるのが大きな違いです。
花言葉
「清純な心」「信頼」「信仰」など
栽培カレンダー
| 作業・時期 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 開花期 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||||
| 植付・植替 | ■ | ■ | ■ | |||||||||
| 肥料(鉢植) | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||||
| 肥料(庭植) | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||||
| 種まき | ■ | ■ |
栽培時期は一般的な目安です。地域や品種、栽培環境によって前後します。









