エリカ(Erica)


●学名:Erica spp.
●科名/属名:ツツジ科/エリカ属
●原産地:南アフリカ、ヨーロッパ、地中海沿岸など
●草丈/樹高:20~150cm程度(種類による)
●開花期:種類によって異なり、主に11月~4月頃
●花色:白、ピンク、赤、紫、黄、オレンジなど
●耐寒性:種類によって異なる。ヨーロッパ原産種には比較的強いものがある一方、南アフリカ原産種は寒さに弱いものが多い
●耐暑性:やや弱い。日本の高温多湿を苦手とする種類が多い
生育環境
日当たりと風通しのよい場所を好みます。ただし、日本の夏の高温多湿には弱いため、夏は強い西日や直射日光を避け、半日陰の涼しい場所で管理します。
鉢植えでは季節によって置き場所を変えると育てやすくなります。冬に強い霜や凍結の心配がある種類は、明るい室内や軒下などで管理します。
エリカは種類が非常に多く、耐寒性や適した環境にもかなり差があります。購入した株の品種や系統を確認して管理することが大切です。
水やり
鉢植えは土の表面が乾き始めたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。
エリカは細い根を多く張るため、極端な乾燥を嫌います。一方で過湿にも弱く、常に土が湿った状態では根腐れを起こしやすくなります。
庭植えは根付いた後は降雨を基本としますが、夏など乾燥が長く続く場合は株元に水を与えます。
用土と肥料
水はけがよく、酸性寄りの用土が適しています。鉢植えでは鹿沼土やピートモスなどを配合した用土、またはツツジやブルーベリー向けの培養土も利用できます。
肥料を多く必要とする植物ではありません。春と秋の生育期を中心に、緩効性肥料を少量施します。夏の高温期や株が弱っているときの施肥は避けます。
特 徴
エリカはツツジ科エリカ属の常緑低木で、非常に多くの種類があります。世界で数百種が知られ、その多くが南アフリカに分布しています。
細い枝に小さな葉を密につけ、釣鐘形や筒形、壺形などの小さな花をたくさん咲かせるのが特徴です。種類によって花の形や色、開花時期が大きく異なります。
日本ではジャノメエリカ、クリスマスパレード、ホワイトデライトなどが園芸植物として親しまれています。
豆知識
エリカとよく似た植物に「カルーナ」があります。以前はエリカ属に含めて扱われることもありましたが、現在は一般にカルーナ属として区別されています。
また、エリカ属の植物は南アフリカに非常に多く分布しています。そのため「エリカ」とひとまとめにしても、寒さに比較的強い種類から日本の冬を屋外で越すのが難しい種類まで性質はさまざまです。
エリカを長く育てるポイントは、冬の寒さ以上に、日本特有の夏の蒸し暑さをどう乗り切るかにあります。
花言葉
エリカの代表的な花言葉は「孤独」「寂しさ」「博愛」などです。
ヨーロッパでは荒野やヒース地に群生する姿から、孤独や寂しさを連想する花言葉が生まれたとされています。一方、種類や花色によって異なる花言葉が紹介されることもあります。
栽培カレンダー
※エリカは種類によって開花期や耐寒性が大きく異なります。ここでは、日本で流通する冬~春咲きの一般的な園芸種を目安にしています。
| 作業・時期 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 開花期 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||||
| 植付・植替 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |||||||
| 肥料(鉢植) | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |||||||
| 肥料(庭植) | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||||||
| 種まき | ■ | ■ |
栽培時期は一般的な目安です。地域や品種、栽培環境によって前後します。









