野地菊(Chrysanthemum japonense)
基本情報
- 学名: Chrysanthemum japonense
- 科名/属名: キク科 / キク属
- 原産地: 日本(本州、四国、九州)
- 草丈/樹高: 30~80cm
- 開花期: 10月~12月
- 花色: 白色(中心が黄色)
- 耐寒性: 強い
- 耐暑性: 強い
生育環境
日当たりと風通しのよい場所を好む。乾燥した岩場や海岸沿いなど、痩せた土地でも育つ。
水やり
基本的に降雨で十分だが、鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水を与える。
用土と肥料
水はけのよい土が適している。庭植えでは特に肥料は不要だが、鉢植えの場合は春と秋に緩効性肥料を施すとよい。
特 徴
日本の野生菊の一種で、晩秋にかけて白い花を咲かせる。葉の裏が白い毛で覆われているのが特徴。
豆知識
ノジギクは「野路(のじ)」に咲くことから名前がついた。海岸沿いや道端に自生し、古くから親しまれている。
- 兵庫県におけるノジギク:
- 兵庫県では、ノジギクは県花として親しまれていますが、自生地の減少などにより、兵庫県版レッドデータブック2020ではCランク(県内において存続基盤が脆弱な種)に指定されています。
- 他の地域におけるノジギク:
- 岡山県では、ノジギクの産地は非常に少なく、岡山県版レッドデータブック(2009)では絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
- 環境省レッドリストのⅡ「絶滅の危険が増大している種」あるいはNT「現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては絶滅危惧に移行する可能性のある種」に相当します。
- ノジギクの保護活動:
- ノジギクの絶滅を防ぐため、兵庫県や関係機関では、ノジギクの保護・育成活動が行われています。例えば、姫路製造所緑化ヤードでは、原種を含め160品種のノジギクが栽培され、苗の配布なども行われています。
ノジギクは、地域によっては絶滅の危機に瀕していますが、保護活動などにより、その自生地が守られています。
花言葉
「清楚」「真実」「高潔」
栽培カレンダーテーブル
作業内容 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花期 | ■ | ■ | ■ | |||||||||
植付・植替 | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||||||
肥料(鉢植) | ■ | ■ | ■ | |||||||||
肥料(庭植) | ■ | ■ | ■ | |||||||||
種まき | ■ | ■ |