サイネリア(Pericallis × hybrida)

●学名:Pericallis × hybrida
●科名/属名:キク科ペリカルリス属 一年生
●原産地:北アフリカやカナリア諸島
●草丈/樹高:20~50cm
●開花期:12月~4月
●花色:青、紫、ピンク、赤、白、複色
●耐寒性:やや弱い(5℃以上推奨)
●耐暑性:弱い
生育環境

サイネリアは日当たりの良い場所を好みますが、強い直射日光は避けた方がよいです。特に温暖な地域では午前中の光が当たる半日陰の場所が適しています。寒さにはやや弱いため、冬は霜の当たらない場所で管理するのが理想です。
水やり
乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし、過湿には注意し、鉢植えの場合は水はけの良い鉢を選びましょう。冬場の水やりはやや控えめにし、根腐れを防ぐようにします。
用土と肥料
水はけと保水性のバランスが良い用土を選びます。市販の草花用培養土が適しています。成長期には液体肥料を1週間に1回程度与え、花が咲く時期にはリン酸が多めの肥料を施すと開花が長持ちします。
特 徴
サイネリアは冬から春にかけて鮮やかな花を咲かせ、室内や庭を華やかに彩る人気の花です。小さな花がたくさん集まる姿が特徴的で、寒い時期でも花を楽しめるのが魅力です。一年草として扱われることが多いですが、環境によっては多年草として育つこともあります。

豆知識
- サイネリアの名前はギリシャ語の「cyanos(青)」に由来し、青系の花が多いことからきています。
- オレンジ色以外のすべての花色があるといわれます。
- 別名「シネラリア」とも呼ばれ、ヨーロッパでは古くから観賞用として親しまれています。
- 「シネラリア」という名前は「死を連想させる」ということで、サイネリアという名前が一般化しました。
- 葉の形がフキ(蕗)に似ていることからフキザクラ(蕗桜)とも呼ばれます。
- カナリア諸島原産で、園芸用に品種改良が進み、現在では多彩な色や形の品種が流通しています。
栽培カレンダーテーブル
作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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開花期 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |||||||
植付・植替 | ■ | ■ | ||||||||||
肥料(鉢植) | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||
肥料(庭植) | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||||
種まき | ■ | ■ |