ヤマボウシ(Cornus kousa)(Benthamidia japonica)

- 学名:
Cornus kousa(従来の学名・広く使われている)
Benthamidia japonica(新分類体系での学名) - 科名/属名:ミズキ科 / ミズキ属
- 和名:ヤマボウシ(山法師)
- 原産地:日本、中国、朝鮮半島
- 草丈/樹高:3~10m
- 開花期:5月~7月
- 花色:白、淡黄
- 耐寒性:強い
- 耐暑性:強い
生育環境

ヤマボウシは日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。水はけの良い土壌を選び、強風の当たらない場所に植えるのが理想的です。都市部の環境にも適応しやすく、公園や庭木としてもよく利用されます。
水やり
庭植えの場合、特に水やりの必要はありませんが、乾燥が続く夏場には適度に水を与えると元気に育ちます。鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
用土と肥料
弱酸性~中性の水はけの良い土壌が適しています。植え付け時に腐葉土を混ぜて土壌改良すると成長が良くなります。肥料は冬に寒肥として有機質肥料を施し、春に追肥すると花付きや実の成りがよくなります。
特徴
ヤマボウシはハナミズキとよく似ていますが、開花時期が遅く、5月~7月に白い花を咲かせます。花に見える部分は総苞片で、中央に小さな花が集まっています。秋には赤い実をつけ、甘みがあり食べることもできます。紅葉も美しく、四季を通じて楽しめる樹木です。
品種
- ベニバナヤマボウシ(Benthamidia japonica f.rosea)
総苞片が淡紅色の華やかな品種 - ウルフ・アイ(Benthamidia ‘Wolf Eye’)
白覆輪葉で、葉縁がやや波打つ
豆知識
- 「ヤマボウシ(山法師)」という名前は、花の形が僧侶の頭巾に似ていることから名付けられました。
- ハナミズキと同じミズキ科ですが、ハナミズキよりも病害虫に強く育てやすいとされています。
- 実はほんのり甘く、ジャムや果実酒にも利用されます。
栽培カレンダーテーブル
作業 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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開花期 | ■ | ■ | ■ | |||||||||
植付・植替 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |||||||
肥料(鉢植) | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |||||||
肥料(庭植) | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |||||||
種まき | ■ | ■ | ||||||||||
剪定 | ■ | ■ | ■ | ■ |